寒くなってくると、空気が澄んで星座が綺麗にみえるようになりますよね。
先日山道をふと見上げると赤く輝く星を発見!
「この赤さは、なにかの前触れでは…」
そう思えるほどの色合いでしたが、調べてみると、どうやらオリオン座のベテルギウスだったようです。
オリオン座のベテルギウスは冬を代表する星座の一つで、「冬の大三角」にも入る一等星です。
「こんな色の星があったんだねぇ」と調べていると、どうもこの冬の大三角は中学生のテストにも出題されるそうです。
ん~、自分の頃もあったのかしら?
と思いながら、一切記憶には残っていません。
なので、もう一度勉強しなおしです。
この記事では、冬の大三角の覚え方や探し方を記載しています。記者自身が「赤い星」をみた興味からスタートしているので、どうぞ皆さんも夜空を見ながら楽しく学んでいきましょう!
冬の大三角は三つの星座の集まり
テストに出題されるといわれる「冬の大三角」は三つの星座からなります。
それぞれの星座や大三角を成す一等星たちは後述しますが、まずはどんな感じでテストに出ているかを共有しますね。
こちらは参考なので、出題方法は変わると思って下さいね(あくまで参考です)。
図について次の①~③の( )にあてはまる言葉をかけ。
① 星Dは( )座の( )である。
② 星Eは( )座の( )である。
③ 星Fは( )座の( )で( )色、星Gは( )で( )色の1等星である。
こんな感じで出題されるようです。
要するに冬の大三角を構成する星座と、三角形になる星の名前を憶えているかを問われます。
これを覚えて人生にどんな影響があるかは置いておいて、まずは点数を確保するために覚えていきましょう!
※人生の活用場面としては子供ができたら話してあげられますね。もしくは宇宙飛行士に。
※答えは順に記載していますが、最後に纏めもあります。
こいぬ座、プロキオン
問い①の星Dは、「こいぬ座」の一等星「プロキオン」となります。
こいぬ座はプロキオンとゴメイサの二つの星で構成されている星座です。
二つだけで星座になっているのは、なかなか無理があるように思いますが、それはこの後にあるおおいぬ座やオリオン座とセットで考えるためです。
ちなみに、このこいぬ座はおおいぬ座と二匹で、狩りの名人オリオンを狩猟犬としてサポートしているという話です。
ただ、身体の小さなこいぬは川を渡れず一人でいるというオチですが…(悲しい)。
とにかく、冬の大三角を形作っているのはオリオンと狩猟犬のおおいぬとこいぬということです。
星座には様々な物語があるので、そういった覚え方も楽しいかもしれませんね。
おおいぬ座、シリウス
問いの星Eは、「おおいぬ座」の「シリウス」です。
おおいぬ座は、こいぬ座と違い星の数も多いですね。
おおいぬ座には一等星のシリウスをはじめ二等星のミルザム、アダラ、ウェズン、アルドラなどがあります。
おおいぬ座はこいぬ座と同じく、オリオンの狩猟犬として有名ですが、アクタリオンの神話にも登場します。
こちらも猟犬として登場しますが、この話では最後に主人であるアクタリオンの命を奪う役回りです。
※といっても人を襲う訳ではありませんが
おおいぬ座はその他の神話でも活躍しており、猟犬や忠犬もあれば地獄の番犬ケルベロスにもなります。
ちなみに一等星のシリウスは全天で最も明るい星であることでも有名ですね。
オリオン座、ベテルギウス
問い星Fは「オリオン座」の「ベテルギウス」でこちらの色は「赤」、星Gは「リゲル」で「青白」色となります。
ベテルギウスとリゲルはどちらも一等星です。
その他、二等星のベラトリクス、サイフ、アルニタク、アルニラム、ミンタカとあります。
オリオン座は冬の星座の代表格といっても過言ではない星座ですよね。名前は神話にでてくる狩人オリオンそのままです。
この辺りは、いろいろ別名があるおおいぬ座とは違います。
また、一等星を2つ持つ星座はオリオン座以外ではケンタウルス座とみなみじゅうじ座だけで、なんと日本で見られるのはオリオン座だけなんですよ。
なにかと特別なオリオン座ですが、この記事を書こうと思ったきっかけは「ベテルギウスの赤さ」です。
「オリオン座を探すならまずはベテルギウスを探すこと」
と言われることが多いんですが、本当に目立つんです。
実は、明るさは徐々に暗くなっているようですが、とにかく色が凄です。
赤く光る星といえばベテルギウスですね。
テスト用の語呂合わせ
さて、ここまでそれぞれの星座と代表する星の名前をテストの出題からみてきましたが、覚えるにあたっては語呂合わせがよく使われます。
ここでご紹介するのは星座と大三角を構成する一等星の代表的な語呂合わせとなります。
これらを自分流にアレンジしてもいいかもしれません。
星座の語呂合わせ
星座の語呂合わせの基本は、おおいぬを中心に覚えやすいようにしましょう。
「おおいぬよ、オリへ、こい!」
おおいぬはそのままおおいぬ座、オリはオリオン座、こい!は、こいぬ座です。
これを基本に、好きなように前後させて下さい。
「オリへこい!、おおいぬ!」とか、
「こい!、おおいぬ!、オリへ!」とかですね。
一等星の語呂合わせ
星座の語呂合わせは、冬の大三角の「冬」からはじまる
「冬にプロは調べてる」です。
かなり無理がありますが、プロがプロキオン。
調べてるがシでシリウス、べテルでベテルギウスです。
き、厳し~!
これなら「プロキオシウルス、調ベテル」くらいの方がいいかもしれませんね(本当はブラキオサウルス)。
ただ、昔から覚え方としてあるのは「冬にプロは調べてる」なので、それで覚えた方がいいですかね。
楽しみながらが一番
語呂合わせなどいろいろ工夫して覚えるのはいいですが、一番は実際に夜空をみあげて星を探すのが楽しいです。
寒い中にはなりますが、星を探しながら自分で大三角をなぞることが経験として残りますからね。
いまはキャンプブームでもあるので、山の中で暖かい飲み物でも飲みながら星空を探索するのがいいでしょう。
テスト勉強をしながら、思い出もできちゃうのが最高ですね。
実際にあった注意点
あ、そういえばテストで「冬の大三角」と答えるときは、「大三角形」とならないようにしましょう。
採点する先生にもよるようですが、形があると不正解になることもあるようですよ。
まとめ
冬の大三角で問われるのはこちら
またオリオン座のベテルギウスとリゲルは星の色も問われる場合があります。
ベテルギウスは特徴的な赤色、リゲルは青白色となります。