「お医者様へのお礼がしたい!」でも、場合によっては迷惑なことも?

お医者様への感謝の気持ちとして、退院する際に渡したい「モノ」ってありますよね。

映画やドラマなどフィクションでは、福沢さんが束になって入っている白い封筒なんかが出てきますが、あれって現実世界でもありうるんでしょうか?

この記事では、お医者様に金品を渡すべきかどうかを扱っています。

どうしても「気持ちを形に変えて渡したい!」と考えている方は参考にしてくださいね。

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お礼を形にすると迷惑!?

まず、最初にお伝えしておかなければいけない事実として、近頃の病院は「お礼としてお金や物品は受け取らない」ことが多くなっています。

ちゃんとした病院は、基本的に受け取りません!

こういった「受け取らない」スタンスの病院の先生に無理やり謝礼を渡すと、下手をすればその先生が解雇される場合もあります。

ですが、いまでも謝礼をうけとってくれる病院もあるにはあるので、その見分け方などをお伝えしていきます。

お世話になった先生に迷惑をかけないためにも、事前に病院のスタンスを把握しておくことが大切ですね。

確実に受け取らない病院

謝礼をうけとらない病院を見分ける確実な方法が一つあります。それは、公務員として働いている先生がいる国立病院などです。

病院には個人で開業している一般病院も数多くありますが、公務員扱いで働ける病院も多数あります。

それが国立病院、公立病院、公的病院や大学病院などです。

これらの病院で働く場合は公務員扱いとなるので、金品や贈呈品の授受はできません。

無理やりでも受け取ってしまうと、公務員規定に抵触する可能性があります。

ちなみに、この場合は渡した側も罪に問われる可能性があるので、気を付けて下さいね。

受け取らない病院

確実に受け取らない公務員のお医者さん以外でも、謝礼を受け取らないお医者さんはあります。

そういった病院には、院内に「職員へのお心遣いは無用に願います」というような内容が掲示されていることが多いので、チェックしてみましょう。

こういった張り紙が無い場合は、担当の看護師さんや婦長さんに、

もうすぐ退院だし、お世話になった皆さんにお礼がしたいんだけど、何が嬉しいかなぁ?

と問いかけてみましょう。

受け取る病院であれば、かなり具体的に応えてくれます。その場合は、まずお医者様も謝礼を受け取ってくれるので、検討しましょう。

謝礼の話をするときの注意点

基本的には謝礼を受け取らない病院が増えていますが、どうしても気持ちを伝えたいのであれば、先の方法などを使って確認しましょう。

その際に注意することが一つあります。
それは、「他の人がいる前ではしない」ことです。

謝礼の話をするときや渡すときに他の人がいると、受け取る病院であっても断る場合があります。

これは、「謝礼を渡すと特別扱いしてもらえる」という噂が立つのを嫌がるからです。

もしそういった噂があるのであれば、逆に謝礼を要求している可能性もあるので、その病院にお世話になるのは考えましょう。

医療従事者としてのモラルに反していますからね。

医療従事者のモラル

近頃の謝礼問題はこの医療従事者のモラルの変化が関係しているようです。

病院やお医者様の仕事は、患者の病を改善させることです。

そして、その対価は給与として受け取っています。

扱っているものが人の命や健康ですから、心情的に感謝の気持ちや喜びを伝えたいのは間違いないですが、その気持ちを金品で表すのは逆に失礼にも感じます。

多くの先生方や看護師さんは、患者さんの健康や命を守ることを使命としています

健康にしてもらった、命を救われたといった感謝の気持ちは、そのまま言葉や文章で伝えましょう。

ただ、勘違いをしてはいけないのは「お金を払ってるから、治療はとうぜん」という考えもよくないです。

こういった考えをもっている人は、手術前にお金をわたしちゃうような人ですね。

医療トラブルへの対応

手術前にお金を渡すような人は、まさに安心をお金で買う人です。

ですが、いくらお金を積んだところで確実に健康になるわけではありません。

お医者様は常に最善を尽くしているはずです。

お金を渡されても、渡されなくてもです。

ですが、渡す側の捉え方でトラブルが起こることも少なくないようです。

こういったトラブルを回避するために、病院側のルールとして金品の授受が禁止になっている場合もあるようです。

いまはSNSで情報がすぐに拡散しますから、ちょっとした勘違いが大きな問題になる場合もあります。

ですから、病院内に謝礼のお断りがある場合は、感謝の気持ちを素直に伝えることを考えましょう。

まとめ

近頃のお医者様は、基本的には謝礼はうけとりません
これは病院の規則である場合が多いので、お断りされた場合は素直に引き下がりましょう

これらを踏まえて、お医者様へ感謝の気持ちをどうしても伝えたい場合は、こっそり他の人がいない場所でやり取りしてください。

間違っても、不意打ちのように押し付けるようなことはしないようにして下さいね。

お医者様や看護師さんは、患者さんの健康を第一に考えています。

提案としては、

感謝の気持ちを形として伝えるのであれば、「健康を維持している」ということを、定期健診でアピールすることがいいかと思います。

きっと先生方も喜ばれますよ。

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