圧倒的にSEO対策が強いと言われるTHE THORですが、はじめてWordPressを使用すると、その意味や機能がなかなか理解できないものです。
そういう私もはじめてから数カ月はこのSEO対策をしておらず、頑張って記事をアップしながらも大切な部分が抜け落ちていた状態でした。
そんな状態でも諦めず継続することも大切ですが、そういった精神論だけでなく、正しい情報を理解して確実に実行することが成功への近道です。
ここでは、THE THOR のSEO対策の一つであるその名も「SEO対策」の項目について記載しています。
THE THORの「SEO対策」
一般的なWordPressのテーマであれば、プラグインで対応するSEO対策ですが、THE THORには標準装備でSEO対策が施されています。
その中の一つが記事投稿の際に設定する「SEO対策」の項目です。
「SEO対策」の項目には、次の3つの設定があります。
・title設定
・meta description設定
・meta robot設定
それぞれ検索時に重要な役割を持っているので、一つ一つ解説していきますね。
「title設定」について
THE THORの記事投稿にあるSEO対策最初の設定が「title設定」です。
「title」は検索時に表示される大きな青い文字で表示される部分です(一度検索すると色が変わりますよね)。
ネット検索する方からすると見慣れた表示かと思います。
また、ブログ運営していれば普通に投稿していても自然と表示されるものです。
ですが、このタイトル設定はSEO対策としてとても重要です。
タイトル内にいかに検索ユーザーが求めるキーワードを入れることができるかによって、検索順位に差がつきます。
夕方のニュースで「企業を買う個人が増えた」という話題があり、その中にはトレンドブログを購入した方も取り上げられていました。ニュース内では「トレンドブログ」とは言っていませんでしたが、購入した方が「このサイトで日々の他愛のない[…]
「title設定」注意点
「title設定」の注意点としては、これらの設定をしなくても検索時の表示はされるということです。
これは勢いだけで進めていた私の過ちですが、「まずは記事を100投稿する!」と毎日投稿しながら、このtitle設定は一切入力していなかったんです(上記画像はなにも設定していない状態)。
というのも、検索時にはしっかりタイトルらしきものが表示されていたからです。
幸か不幸か、扱った内容が超マイナーだったので、すぐに検索2ページ目くらいに表示されてしまい「あとは数だけだ!」と勘違いしてしまいました。
記事投稿の際の一番上にある、いかにもタイトルっぽい部分「見出しのH1」。
最初はここををタイトルだと勝手に思い込み、記事を書き続けていました。
皆さんはこういった失敗がないようにしましょう。
重要:タイトルは検索上で32文字が表示されるので、途中で切れないように32文字以内におさめるようにしましょう。
「title」と見出しH1の違い
私には同じように見えていた「title」と見出しのH1ですが、この二つには明確な違いがあるので覚えておきましょう。
まず「title」について解説です。
「title」に記入された文章は、検索エンジン上で検索ユーザーが見る文章です。
検索しているユーザーに、「この記事はこんな記事ですよ」と分かる内容にすることが大切です。
この「title」にユーザーが興味を惹かれクリックしてくれると、ブログへ訪問してくれるという結果に繋がります。
ですから「title」は、クリック率に影響すると覚えておきましょう。
続いて見出しH1です。見出しH1は、訪問したユーザーが最初にみる見出しになります。
記事のキャッチコピーのような役割になりますから、興味を引く言い回しが大切になります。
見出しH1で興味を失ってしまうと、ユーザーがページを離れてしまう可能性もあります。
ですから見出しH1は、記事からの離脱率に影響すると覚えておきましょう。
「title」の後ろにブログ名をいれるべきか?
「title設定」でタイトルをいれるスペースの下に「後ろに[サイト名]を表示する」かの選択があります。
これはそのままの説明になります。
タイトルの後ろにサイト名を入れるか入れないかです。
これは個人の好みもありますが、サイト名をいれると長くなるので、記事を読んでもらうことを大切にするアフィリサイトやトレンドブログ(雑記ブログ)などは記載しない方がいいでしょう。
逆にサイト名を入れた方が効果的なのは、サイト名が扱っている記事と連動しているような特化サイトの場合です。
ご自身のサイトの運営によって変えていきましょう。
「meta description設定」について
THE THOR記事投稿のSEO対策二つ目は「meta description設定」です。
こちらは検索した際にタイトルの下に表示される説明文になります。
ここも検索上位に掲載するポイントになるので、記事全体の内容を要約しながら、できるだけ早い段階でキーワードを入れていきましょう。
ちなみに「meta description設定」も入力しなくても表示されます。
その時に表示されているのは、Googleが記事の中から記事の紹介に適した内容に調整してくれた文章になります。
それなりに表示されてきますが、やはり機械のすることなのでポイントのごとの継ぎ接ぎになるため、お勧めできません。
自分で記載すると早い段階でキーワードなどを記載できますから、検索ユーザーの興味も引けるように調整できます。
meta description設定で記事の魅力をユーザーに伝えられるかどうかで、クリック率に影響します。
「meta robot設定」について
THE THOR記事投稿のSEO対策三つ目は「meta robot設定」です。
meta description設定をすることで、検索エンジンのクローラーが巡回する際に、こちらから指示を出してクローラーの動きを制御することができます。
項目は次の4つからなります。
・NoIndex
・NoFollow
・NoSnippet
・NoArchive
これらを設定することで、サイト内にある記事を個別にコントロールすることができます。
それぞれの活用法を理解して、記事の特性により使い分けていきましょう。
「NoIndex」について
ブログを立ち上げて記事を投稿したら、googleサーチコンソールを使って検索エンジンにインデックス(登録)したかと思います。
こうすることで検索ユーザーに自分のサイトが表示されるようになります。
このときに「このページはインデックス(登録)したくないなぁ」と思う記事があるときにNoIndex設定を使います。
NoIndexにチェックを入れると、検索エンジンが記事をインデックス(登録)することを拒否することができます。
インデックス(登録)したくない理由は人により様々かと思いますが、基本的には次のような場合にインデックスしないことが多いです。
・記事の文字数も少なく内容が薄いと思われる記事
・サイトの方向性とまったく関係のない記事
要するにサイト全体の評価を下げると考えられる記事のインデックスを拒否することに活用します。
「NoFollow」について
NoFollowにチェックをいれると、記事内に配置した外部リンクにクローラーが巡回しないようにすることができます。
記事内には何らかの理由で外部リンクを張る場合があります。そのすべてが高評価のサイトであればいいのですが、なかには評価の低いサイトもあります。
そんな時にNoFollowにチェックをいれることで、クローラーが外部リンクへ巡回することを拒否させます。
評価の低いサイトをリンクした場合、そのままにしていると自分のサイトも評価が下がることがあります。そういった懸念がある場合は活用しましょう。
「NoSnippet」について
NoSnippetの設定にチェックをいれると、検索結果の概要部分が表示されなくなります。
これはGoogleが2019年に導入したもので、検索段階でユーザーにどこまで情報を見せるかをコントロールするためにあります。
「Googleの検索ページ上で、ある程度情報を提示したい」と思う人もいれば、「詳しい内容はサイトに来てからみてほしいから、検索ページには載せない」と考える人もいるということです。
現状は明らかに検索ページで情報を提示して興味を引き、サイト訪問してもらうという流れになっているため、ここはチェックしなくてもいいでしょう。
ユーザー視点に立つと、タイトルだけのサイトはちょっと恐いですよね。
「NoArchive」について
NoArchiveは、記事をキャッシュされないようにする設定です。
キャッシュは簡単にいうと、記事を閲覧したときの履歴を保存する仕組みです。
キャッシュが残っているとリピートユーザーなどが記事を見るときに表示速度が速くなるといったメリットがあります。
しかし、次のような場合は記憶された古い記事だとトラブルになる可能性もあるのでNoArchive設定を活用します。
・情報が変動するランキングサイト
・価格変動が情報となる比較サイト
こういったサイト運営をする場合は、常に最新の情報が求められるため、キャッシュは残さないようにしたほうがいいでしょう。
まとめ
THE THORの記事投稿下部にある「SEO対策」について詳しく扱ってみました。
これらは設定しなくても特に見た目は変わりませんが、自分のサイトを検索ユーザーに見てもらうためにできる施策として、非常に重要な設定です。
title設定、meta description設定では、ユーザーの求めている「情報=検索キーワード」がタイトルや説明文にあることが大前提となり、meta robot設定では、サイト全体の評価を考えて記事ごとに調整することが大切です。
これらのSEO対策を徹底することで、記事それぞれがSEO的に強化されると、サイト自体が強化されていきます。
ここは確実に実行していきたいですね。