散歩がてらに「七草ゲットだぜ!」の背景には、パートナーの影響でいまさらポケモンGOを始めた影響からです。
以前、秋の七草を小学生&中学生のテスト対策として扱いましたが、この春の七草もやはりテストに出るそうです。
皆さん「秋の七草」はご存じでしょうか?七草といえば、「七草粥」のイメージが強い春が連想されますが、実は秋にも七草はあるんです(七草粥はありません)。この記事では、なかなかメジャーにならない秋の七草の覚え方やそれぞれの[…]
ちなみにこの記事では、念のため最後に覚え方のコツを記載していますが、9割がた道端に生えている七草を探すコツを扱っています。
人によっては「春の七草を選んだ人、センスないわ~、まずい!」といわれる事もありますが、個人的には苦みも含めて好みの一品です。
最近では、スーパーに行けば簡単に手にはいる春の七草ですが、散歩がてらに草摘みはいかがでしょうか。
散歩がてらの七草狩りが丁度いい
「七草粥を作りたい!」と思って行動するときは、きっとお正月明けの7日前後でしょう(本当は7日ですよ)。
空気も澄んで気持ちのいい時期ですが、正直寒い…。
ですからしっかり防寒対策をしていきましょう。
と、あぜ道を散策してみますが、なかなかそれらしき草たちを見つけられません。
それもそのはず…
春の七草は旧暦の1月7日前後を指しています。
なので、現在の1月7日前後に採取を考えている人は、結構苦労することを覚悟のうえでチャレンジして下さいね。
ただ、お住まいの地域や環境によって異なるので、暖かい地域の方や自然豊かな場所にお住いの場合は手軽に見つかるかもしれませんね。
とにかく、防寒をしっかりしてコーヒーでもいれて探索に行きましょう!
セリは水辺近くに
セリは秋田の郷土料理「きりたんぽ」に欠かせない素材ですよね。そんなセリが道端で収穫できるのか微妙です。
というのも、セリは水辺近くに生えているので、その辺にはまずありません。
地域に田んぼや小川などあればチャンスがあります。
田んぼの場合は、できれば持ち主に一声かけることが望ましいですね。
ちなみに一度生えている場所がわかれば、毎年その辺りに生えている可能性が高いですよ。
ナズナは雑草?
ナズナはぺんぺん草の愛称のほうが分かりやすいですね。
雑草といわれることも少なくありませんが、毒もなく春の七草として食べられてきたわけですから、雑草といわれると、なんだか不思議に思います。
ナズナは葉っぱを食べるので、あまり育っていないものを選びましょう。といっても1月7日であれば葉っぱもかろうじて生えているで程度だと思います。
形状は、ぱっと見たんぽぽの葉っぱに近いです。
図鑑を見ながら確認しましょう。
ごぎょうはハハコグサで検索!
ナズナは図鑑で確認できたと思いますが、ごぎょうはハハコグサで検索しないと出てきません。
日当たりのいい乾燥した場所で発見できることが多いです。
白い産毛のような毛があり、淡いグリーンにみえる可愛い草です。
草の形状は靴ベラの小型版のような葉っぱが放射状に広がります(生育がいい場合)。
こちらも若い葉っぱを選んで集めましょう。
ハコベ(はこべら)は見つけやすい?
ハコベ(はこべら)は結構みつけやすい方ですが、1月7日に探す場合はやはり日の当たる個所などを重点的に見て回りましょう。
ある程度気温があれば柔らかい土がある場所に生い茂っているはずです。
苦みというか青臭さというか、野草独特の風味を持つハコベですが、この青臭さが七草粥には必要ですよね。
ちなみに、海外ではチックウィードの名でサラダにしたり、ハーブティーにしたりと意外に食用として活躍しているんですよ。
ほとけのざには手を出さない?
ほとけのざは、その葉っぱが仏様の座る台座に似ていることから名づけられた別名です。
が!
同じ由来で同じ名前をもつ植物があります。
春の七草のほとけのざは、コオニタビラコ(タビラコ)という植物で、もう一つのほとけのざはシソ科のサンガイグサという別名をもつ植物です。
また、似ている植物としてケシ科のムラサキケマンがあります。
ケシ科と聞いて気が付く人はなかなか植物通ですが、こちらはアヘンなど有毒な植物の仲間になります。
間違って食べないように気を付けましょう。
すずなはカブ
ホトケノザのように、春の七草は現在の正式名称とは違うものが多いですが、このすずなは皆さんよくご存じのカブのことを指します。
このすずなについてはなかなか道端でゲットすることは出来ないと思いますので、素直にスーパーなどで購入することをお勧めします。
スズシロはおなじみ大根
カブよりもさらにお世話になっているのがすずしろではないでしょうか。こちらは大根ですね。
こちらもなかなか道端にはなっていないんですが、よ~くみると実は大根だったということはあります。
スーパーで売られているような根っこが大きくはありませんが、七草として食べる場合は根っこは細くても大丈夫でしょう。
意外と「こんなところに!?」というド根性大根もあるので、探してみてもいいかもしれませんね。
おまけ(覚え方)
春の七草の覚え方は、むか~しからある短歌で覚えるのが一番いいかと思います。
語呂合わせなどの場合は、途中で言葉が切れたりすることが多いですが、この春の七草の記憶法については、覚えてしまえば完全にいえますし…。
逆にいうと、覚えないとこの短歌はいえません。
それでは、
ごぎょう、はこべら
ほとけのざ
すずな、すずしろ
これぞ、ななくさ
なんとも分かりやすいでしょう?
まさに、これぞ七草って感じです。
こういった伝統的な覚え方では満足できない人はこちらもどうぞ。
まとめ
春の七草、実際に探してみるとなかなか発見できません。
はじめていく場合は野草に詳しい方に同行してもらうか、図鑑を持っていきましょう!
地域の方に認識されていない場合は、スマホのアプリ検索よりも図鑑の方が話がしやすいです。
その場合は結構な確率で野草の在り処も教えてくれます。
ちなみに、春の七草や山菜など世界には似た植物は多いです。
その中にはケシ科のような有毒なものもあるので、そのあたりは重々気を付けて下さい。
ですが、春になって採取した山菜などの天ぷらは最高に美味いですよ!