職業訓練「ポリテクセンター」は転職に有利?、行くだけでお得なの

職業訓練のポリテクセンターが人気です。

人気というと語弊があるかもしれませんが、このご時世意図せず失業してしまった方が多く、新しい道に進むための選択肢として支持されているということです。

まだまだ状況がどうなるかは分かりませんが、いま失業している方や、もし今後失業した方のために職業訓練校「ポリテクセンター」についてレポートします。

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職業訓練「ポリテクセンター」とは

職業訓練ポリテクセンターの愛称で知られる「独立行政法人高齢・障害・求職者支援機構職業能力開発事業」は、国の施設になります。

施設は、北は北海道、南は沖縄と全国にあります。

このポリテクセンターは、失業者がいく施設のように思われますが、一般の方も学べる施設になります。

ただ、

やはりポリテクセンターの利用は失業者が大半を締めます。というのも、この施設で訓練できる権利を得ると、雇用保険の受給期間が延長されるからです。

職業訓練で転職は有利?

職業訓練を受けて転職が有利になるかというと、「それは自分次第」というのが答えになります。

在籍中は情報が集まりやすく、先生方も相談に乗ってくれます。勉強に時間以外にも就職相談なども行われるので、転職の話に触れることは確実に増えます。

ただし、そういった機会に自分が乗るかどうかは別の話です。

先生方も万能ではありません。
最後に就職に繋げられるかは、やはり自分次第です。

ですが、先生方は忙しい中でも聞きに行ったことは親身になって教えてくれますし、相談に乗ってくれます。

自分だけで考え、判断しているとマイナス思考になったりもします。そんな時に相談に乗ってくれる人がいるのは心強いですよ。

資格所得は自分の頑張り

ポリテクセンターでは、就職に繋がる勉強をします。それが形になったものが各種の資格です。

ほとんどの学科で在学期間中に資格を所得する機会があります。ただし、ポリテクは案内だけで、申し込みは自分でしなければいけません。

もちろん先生方が申し込み方法やスケジュールなどを教えてくれますが、忘れたりする人も多いです。

そういった意味で、ポリテクセンターでは受講者の支援をしっかりしてくれますが、その支援を受けて最後に自分が動くことをしないと結果は伴いません。

このご時世で狭き門に

2020年は失業者が増えています。このコロナ禍で意図せず失業した方や、早期退職を促された方、理由は様々ですが、ハローワークは失業者でいっぱいです。

そんななかで、ポリテクセンターを選択する人も多いようです。

ちなみにポリテクセンターには多くの学科がありますが、コロナ禍までは人気がなく定員割れしていた学科でもいっぱいになっています。

国の見立てでは、来年度も失業者が増えるようで定員を増やすということらしいですが、増えても1名2名のようです。

就職の意欲が大切

失業者が増えて狭き門となったポリテクセンターですが、どうしても受講したい場合は試験で点数をとるのも大切ですが、面接でしっかりアピールしましょう。

ここで大切なのは、しっかりと「就職に繋げるために学びに来た」ことをアピールすることが大切です。

ただ「資格がとりたい」とか「勉強する時間が欲しかった」などはNGです。

資格を取りたいにしても、とった先の展望なども伝えましょう。

また大切なのは、「もし在学中に就職が決まったらどうするか」と問われたら、「すぐにでも就職します!」の一択で応えましょう。

受講指示になると

雇用保険受給者は残りの日数によって「受講指示」、「受講推薦」、「支援指示」と分かれます。

この記事では、受講指示になった方の話です。
受講指示になると次のメリットがあります。

・職業訓練終了まで失業保険が受けられる
・通所手当(交通費)が支給される
・受講手当が支給される(1日500円40日分)
・失業保険認定日の免除

教材費なども必要になりますが、受講手当でフォローできる範囲になるでしょう。

まとめ

職業訓練ポリテクセンターは、失業者にはありがたい施設です。

失業保険をもらいながら、学習することで精神的にも多少なり楽になります。

しっかり学び、資格をとり、自分で道を切り開いていけば就職に有利になるでしょう。

しかし、在校生や卒業生の方が皆さん口にするのは、

「あっというまに時間が過ぎた」です。

なんとなく入学したり、のんびり学生気分でいると何も得ることができないかもしれません。

結局は自分次第なんです。

活用したい方はハローワークに相談してみましょう。

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