初夢良いとされる「一富士二鷹三茄子」の続きがあった!、気になるその内容は?

お正月を迎えて浮かれ気分で布団に潜り込む1月1日の夜、気になるのは寝ているときの夢です。

人によっては夢を見やすかったり、夢をあまり見ない人とあるかと思いますが、この日ばかりはできれば夢を見たいものです。

そうです。
1月1日の夜の夢は、年に一度だけの初夢の日です。

この日の夢で一年の運気がわかる…、とまではいきませんが、できればゲン担ぎに良いといわれる夢を見たいですよね。

この記事では、一般的によく知られている「一富士二鷹三茄子」だけでなく、その先に続く縁起のいい夢を記載しています。

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初夢のおさらい

念のため初夢についても記載しておきます。

初夢は1月1日の夜、新しい年の最初の夢のことになります。

1月1日の朝に起きたときに見た夢じゃないの?」とう人もいると思いますが、これについては人それぞれの生活サイクルもあるので一概に言えませんね。

定義としては、「新年を迎えた最初に眠った夢」を指すようなので、1月1日にお雑煮やおせち料理を食べて新年を祝ったあとに寝た夢ということです。

「おせちを食べて、お酒を飲んで昼寝した夢はどうなのか?」、こちらは個人の判断に委ねます。

※この件に関しては、時代により変化もしているので「自分ルール」でもいいかもしれませんね。

この初夢のいいところは、ゲン担ぎとして「アバウトである」ということでしょう。

年に一度の初夢を、幾つかの限られたイメージをみるという難易度の高さが、見れば素直に嬉しいし、見なくてもそこまで期待は無いという感じです。

しかも「見れば縁起がいい」というだけで、見なくてもペナルティはありませんしね。

夢占いなどはちょっと具体的過ぎて恐いですし、悪い返答も多くて引きます。

なんとなく嬉しい初夢の詳細に迫ります。

一富士二鷹三茄子

一富士二鷹三茄子、こちらは一度くらい耳にしたことがあるんじゃないでしょうか。

その意味は分からずとも、なんとなく初夢では富士山が一番よくて次に鷹、その次はナスが見れたらいいな。くらいの印象で理解している人が多いと思います。

このアバウトさがいいんですが、もちろん、それぞれに理由はあります。

ただ、これらには幾つかの意味付けがされているので最後には「諸説ある」ということはご容赦下さいませ。

壱の夢:富士山

初夢でみると一番うれしいのが富士山です。

「富士は日本一の山」といわれますから、さぞかし立派な理由があるとかと思っていた方、なんだかすいません。

こちら江戸時代がはじまりだそうで、理由は「家康様の好きなもの」という考え方が有力です。

この後に続く、鷹やナスも考え方になります。

好きなものといっても、家康様が個人的に好きだったかというと微妙ですが、天下統一した家康様に関連させたのは間違いないでしょうね。

諸説あるなかには、富士は末広がりであるとか不死にも近いため健康の象徴ともされています。

弐の夢:鷹

弐番目にみてうれしい夢、鷹もほぼ同じ理由になります。

家康様はとても鷹狩りが好きだったので、選ばれたということです。また鷹という鳥は非常に頭もよく強いので、そういった意味合いで使われます。

賢さや強さの象徴ですね。

参の夢:なす

参番目にうれしい夢、ナスは当時初物の値段が高く「価値があるもの」という認識でした。

また、本当かどうかは微妙ですが家康様の好物だったといわれます。家康様の好物といえば天ぷらですが、それはタイの天ぷらだったような…。

でもナスの天ぷら、美味しいですよね

四番目の夢:四扇(しおうぎ)

いよいよ参の夢ナスの続きです。四の夢は扇(おうぎ)です。

面白いことにここかから家康様の姿は消えます(不思議)。

四扇が縁起がいいとされるのは、逆さの形が末広がりにみえることからです。

扇をイメージすると広がった方を連想しそうですが、当時は扇といえば仰ぐためだけでなく踊りや遊びに使うことが多く、その時は開いた方が下にきたんですね。

なお、四については他にも四葬(よんそう)などもあります。これはそのままお葬式のことです。

これは夢で悪いことをみると、現実には起こらないだろうという願いが込められているようです。夢占いでもたまにありますよね(火事の夢とか…)

五番目の夢:五煙草(ごたばこ)

五番目にみてうれしい夢は、煙草の夢です。いまではなかなか肩身の狭い思いをしている煙草ですが、当時は人の集まるところに煙草ありという扱いでした。

またこれも現在では問題にされがちな煙も、高く昇っていくさまが運気上昇に繋がると考えられたようです。

これから先、煙草はもっと値上がりするでしょうし、そういう意味では煙草は贅沢品として夢でみれたら嬉しいかもしれませんね。

六番目の夢:六座頭(ろくざとう)

六番目にうれしい夢は、座頭(ざとう)です。
もはや文字だけではわかりにくくなってきました。

これは、若い人はあまり知らないかもしれませんが「座頭市」という映画をみると分かります。

座頭とは、江戸時代の盲人の呼び名(階級)です。
差別などでなく、障害者保護政策として幕府が制度として確立したものなんです。

※按摩(マッサージ)や鍼灸、琵琶法師など独占職種を作り、組合として「座」を設けました。

そういった方は坊主の人が多く、
坊主は毛が無い、ケガナイ、怪我ない。

ということで、座頭をみるとケガナイというゲン担ぎに繋がっています。

まとめ

新しい一年を占う初夢、これらの夢を見たら嬉しいですし、見なくてもそこまで気にしないゆるさで受け止めましょう。

だって6パターンですからね。

逆にいうと、富士山でナスを食べてる夢とか、富士山で鷹を眺める夢とかだと気負いしちゃいますね(嬉しいか)。

ちなみにいい夢を見る方法として昔から「枕の下に宝船を」などもありますし、悪い夢を見たときの対処などもあるので、

人の夢って、実は奥が深いのかもしれませんね。

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