好きな車をみかけると、「お、○○だ」と嬉しくなっちゃいますよね。
それが、いまはもう走っていないようなクラシックカーレベルだったりすると、「へ~、まだ走ってるんだ」と感心しながら見つめちゃいます。
今回ご紹介するのは、クラシックカーでは珍い大衆車のフィアット500のお話です。
どうも調べてみると、フィアット500が2020年に旧車のボディを使いEV車が販売されたようです。
その名も「フィアット500クラシケev」いや~、これは欲しいですね。
この記事では、好きな人はかなり悩むフィアット500クラシケevについての情報を纏めています。
フィアット500クラシケev
引用:チンクエチェント博物館
フィアット500がEV車で復活ですか~!
「なったらいいな」を現実にしてくれました!
40代以上はまず見たことがあるフィアット500チンクエチェントが、現代の技術で蘇りました。
新型のフィアット500が流通して随分経ち、バリエーションも増えているなかでの初代復活、やはりリメイク版が出たときにサイズ感など一部批判的な意見もありましたしね。
そんなフィアット500クラシケevとはどんな車なんでしょうか
ボディーは旧車そのもの
引用:チンクエチェント博物館
このフィアット500クラシケevの見た目は、初代フィアット500そのものです。
というのも、ボディーは状態のいい旧車をそのまま使っているんです。生産終了してすでに40年も経っているフィアット500のボディーをそのままです。
といっても、状態のいい車体にこだわり「フルレストア」しているので、まさに新車として生き返っていますけどね。
外観はもちろん、車内もほぼ当時のまま、屋根があき、窓は手巻き、座席にヘッドレストもありません。
それがいい!
ただ、灰皿はなくなり、そこには無機質なEV電池のモニターになっています(残念)。
気になる性能は?
引用:チンクエチェント博物館
「見せてもらおうか」
「蘇ったフィアット500の性能とやらを!」
と、ガンダム世代にはわかる名言でお届けします。
このフィアット500クラシケevの性能は、やはり現代の技術を駆使しているので、かなり向上しています。
最大出力はそこまで変化なく13KW(約18PS)ですが、最大トルクは初期フィアット500の約5倍の数値を記録しています※160N・m(約16.3kgf・m)。
「こんなスピードで迫れるフィアット500なんてありはしません。クラシケevは通常の5倍の数値です!」
的に、見た目は同じフィアット500ですが別物の性能なんです。
もちろんEV車ですから、アクセルペダルと踏み込んだ瞬間からパワー全開になります。
このモーターに、昔ながらの超軽い車体(バッテリー容量でかわりますが最大650kg)ですから、これはキビキビ動くこと間違いありませんね。
走行距離約80km
引用:チンクエチェント博物館
車体重量がバッテリーで変わります。
今回用意されたのはバッテリー1基仕様と、バッテリー2基仕様です。
このバッテリーは1基の場合は重量590kg、
バッテリー2基の場合は重量650kgです。
1基60kgのバッテリーなんですね。
ちなみに、このバッテリー1基の走行距離が約40km、2基で約80kmだそうです。
…。
2021年発売予定の日産アリアの航続距離は、610キロだそうです。
まあ、現在の最高峰と比べたらいけませんね。
フィアット500クラシケevはあくまで趣味の車と割り切って、近所の買い物に行くイメージでしょうね。
充電は家庭用の200V電源対応なので安心ですね。
※ただ、どこにも一回の充電時間が記載されていないんですよね。
ルパンの愛車(カリオストロの城)
引用:チンクエチェント博物館
日本では、クラシックカーのなかも相当有名な部類に入るのがフィアット500ではないでしょうか。
愛くるしいフォルムはもちろん、様々な作品に使用されてきたからです。
なかでも一躍有名にしたが、ルパン三世の「カリオストロの城」です。
今でも名作として名高いカリオストロの城で乗られた黄色のチンクエチェントがもっとも有名なフィアット500ではないでしょうか。
そういう意味では、灰皿の位置にEV情報はいらなかったかなぁ、せめて灰皿の蓋は欲しかった!
蓋を開けたらモニターがあるでいいですよね。
もし買ったら改造します。
映画「カリオストロの城」は、宮崎駿監督の作品のなかでも最上級といわれることが多いですよね(個人的にはNo.1)。ルパン3世という世界観やキャラクターの制約があるなかで、ハードボイルドな格好良さがあり、ユーモラスな一面もあり、[…]
まとめ
このフィアット500クラシケevは既に販売開始されています。ただ、在庫車両以外はすべてオーダーとなるので、いま発注しても納車は約半年以上かかるようです。
そして気になるお値段は、モーター1基タイプで506万円(走行距離40km)、モーター2基タイプで550万円(走行距離80km)。
ん~、趣味の車ですからね。
ちなみにオーダーになると車体の色もインテリアも自由にできるようなので、カリオストロのルパンバージョンも可能ですね。
現在取り扱っているのは、こちらのディーラーさんです。
ガレーヂ伊太利屋(東京都江東区有明)
フィアット岐阜(岐阜県岐阜市)
フィアット京都(京都府京都市)
京都が近いのでいってみます!
※補足情報:こちらの車はオートマ限定で乗れます。